■株式会社 中村正 〒271-0092 千葉県松戸市松戸1414 TEL:047-362-2667 FAX:047-362-6185 千葉県指定伝統的工芸品 (指定番号179)
● 丸台(まるだい) ● 綾竹台(あやたけだい) ● 内記台(ないきだい)
● 角台(かくだい) ● 高台(たかだい)
主に組み下げて組む方法で丸組みと平組みが できるのが丸台です。 【詳細】 鏡(上板)と脚、下板とによって組み立てられた台で主に組み下げて組み進みます。 上板の穴から玉に巻いた糸を出すと、組みあがった紐は下へ下がっていきます。台の中では最小のものですが、高台で組む一部のものを除いて、初歩的な単純な紐から唐組のように非常に複雑なものまでほとんどの組み方が出来る万能な台です。 全ての糸を締めながら組むので、ヘラで打ち込む紐と違った味わいがあります。使える玉数に限界があるために、特別に作られた台を除くと柄の種類は少なく、逆に組目の美しさが持ち味となります。
薄くて平たい組紐を組むときに使うのが綾竹台です。機織り機と同じように横に目が合う組み方で、帯締めや羽織紐などを組むことができます。 【詳細】 綾竹台は約40cm角の木枠で、手前には矢羽根型の切り込みを入れた板と、組み糸がもつれぬように立てた丸棒が45度くらい傾いてつけられています。 経糸は矢羽根型の板と棒の間にかけ、緯糸は左右の枠にかけます。上下の糸の間に緯糸を入れてヘラで打ちながら組むことで、平組だが伸びが少なく、ざっくりしたしめやすい紐が組めます。 この台の紐ほど柄の種類が多いものもありませんが、いずれも線を基調とした柄のバリエーションということができます。
【詳細】 木製の手動式組台。この組台の発明は、江戸時代後期であると思われますが、あまりよくわかっていません。 からくり人形のように、木製の歯車を使い、葉っぱのような形の板を回し、その板に糸を引っ掛けながら巧みに組み上げていきます。組む時にガチャガチャと大きな音がする事から、「ガチャ台」とも呼ばれています。 一時期は、大変多く使われていましたが、現在ではほとんど見られなくなり、幻の組台となっています。
鏡(上板)の部分が正方形の物を角台と言います。角台は主に組み上げ式で組まれます。 比較的玉数が少ない分、組み目を揃えるのが難しく、荒が目立つので綺麗に組むのは大変難しいです。
【詳細】 複雑な組織を組む事が出来ます。 文字入りの組紐や、柄をつなぎ合わせて絵の様にしたりも出来ます。200玉で組める台もあります。
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